前回のお話しの続きです！

入塾を断られたお父様のご意見にハッとした僕は、塾予備校の在り方を経営陣と会議を重ねましたが平行線で、
せめて岐阜校だけは理想を追求しようと改革を進めていました。

そんな矢先に、ある滝高校の生徒が入塾してきました。外進で入ったがそろそろついて行けないとのことでした。
とにかく時間がかかるやり方をしていたので、「やり方」を教え、「徹底」させたのです。(今のギフテッドのやり方とほぼ同じです)

すると、水を得た魚のようにスイスイできるようになっていき、もともと上位にはいた子でしたがついに一桁に到達しました。3ヶ月後には勉強で困ることがなくなりました。

そして本人が嬉しそうにこう言ったのです。

「自分でできるようになったので、塾を辞めます！ありがとうございました！」

このとき僕は、「これだ！」と思いました。
これぞ本物の塾、これこそが塾の在るべき姿だと。

その子とは退塾してからもLINEなどやり取りは続き、東工大合格を果たしました。
退塾しているにもかかわらず、お母様とご挨拶にきていただきました。

現在のPersonal Study GYM GIFTEDは、このようなご父兄や生徒との出会いから誕生したのです。


塾経営者向けのセミナーのテーマの大半は、
「いかにして退塾率を減らすか」なんですね。
結局伸びないから退塾するのですが、退塾させないためにコミュニケーションが、とか先生との距離感が、とかばっかりなんですね！
誰もが知る大手予備校の役員の方が言っていました。
「塾はストックビジネスであり、生徒数を抱えてナンボ。小中高浪と継続してもらうのが理想」だって。
ある医学部予備校の経営者は、
「ウチに今年で8浪がいますよ笑」

なんかもう、、
要ります？こんな業界。

僕は、こんな塾予備校業界の真逆をいきますね。
勉強のやり方を体得させ、自分でできるようになって、塾通いを辞めてください！
これからも本物を、理想を追求します。